青春時代!

「心」機一転




ザワザワザワ

花火の席とりの人が増えてきた



「笑ちゃんどこいったの…全く」


ここの花火大会は意外と来るのは初めてだし


道とかもよく、分からないのです


時計を見ると午後8:00だし、

さすがにこの時間、外に一人はまずい気がする



「私も好きな人と来たかったな~」


なんてつぶやいても

返す連れもいないのに



りんご飴買おうかな~

って立ち上がって歩きだしたら


ドンッ

「あ、すみませー…」

「あれ、湯山ー」

ドキ



「信…?」


なんか違う雰囲気の信


野球部じゃない、男友達5、6人と



「なになに~信、彼女?」

「小さい~可愛いじゃん!」



ボワッ

顔、熱、っ…恥ずかしいーーーー


「俺少しこの子と話すから

先、席とっといて」

この子ーか


「帰ってこなくていいよ☆信」

「このままゴール決めちゃえ☆」


「お前らまじあとで覚えてろよー」



ドキンドキン


こないだ変な終わりだったから


緊張するんですけど。






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