青春時代!



「高橋?どうした?」


ハッ

「いや、なんでも!」



少し思い出したけど


たけは、

花火大会来てるのかな。


小学校のときはみんなで来たっけな…。



「あれ、待ち合わせ場所ってここだよな?

時計台のした」


ついた待ち合わせ場所には誰もいない


「みんなイチャイチャしてるのかなぁ」


「俺らもします?」

「え!?///」


柔らかく笑って

冗談冗談と言う龍には、ほんと叶わない



「なんか食べる?せっかくだし」


「そうだね!

なににしよっか…うーん」


「アゲポテト食べない?」

「いいね!」


2人で屋台に並んでアゲポテトを買った


「うま…これ本当俺好きなんだよな」

ポリッ


「でも結構長いよね、」

「わかるそれ!」




「ちょっ、なっちゃん!///」


前に座っていたカップルの

男の人が顔を真っ赤にして叫んでる


「いいじゃん?もう暗いし誰も見てないよ!」


なっちゃんと呼ばれる女の子は口にアゲポテトを加えて

「ん。」

と目をつぶる


え、まさかのポッキーゲーム敵な…



すると男の子はコホンと咳払いして


ポンッと女の子の肩に手を置いて

逆側からアゲポテトを食べていく


ポキッ
ポキッ


ポキッ


あと、1センチ




チュッ


「なっちゃん、反則でしょ。…///」

「ありがとう、リョーくん///」




うわ、やば…ラブラブだな


「…やばいもの見ちゃったな」

隣に龍がいたことにハッとする


「そ、そうだね…///」


さっきの女の子、積極的だなぁ…



男の子はそれくらいのが
嬉しいのかな


手に持っているアゲポテトを見て

思っちゃったのです


「りゅ、龍、」


「ん?」


「や、やりたく、ない?///」

「何を?」


バッ

手に持っていたアゲポテト入りの紙コップを差し出す




「ポッキー、ゲーム…みたいなの」







薄暗いこの時間でも龍の顔が赤くなるのがわかった


「え、っ…///」


「ご、ごめん!嘘!///嫌だよね、」


私がバッと目線をそらして下を向くと



「加えて」


「ん、っ」


口にアゲポテトを突っ込まれた


「嫌なわけねーだろ、」



龍の顔が近くなる


ドキンドキン



あと1センチのところで

ポキッ

私が耐えられなくなって下を向いて

アゲポテトは折れた



「自分から言っといてなんだけど


これめちゃくちゃ恥ずかしい…。///」


「~つ、


、理性ぶっ飛ぶだろ


///


飲み物買ってくる!!!」


タタタタタタタタタタッ




龍、…


華奢な顔してるなあ。


とか思ったりして。///





トゥルルルルルルル



着信。?



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