青春時代!



部室にもどると



「ごめん〜雷、待たせて」



「私は大丈夫、だけど....」




ガンッ

「おい、橘」



ドキッ


イキナリ私がもたれかかった壁に足でけりをいれて


「鈴と何してたんだよっ....」


ドキッ


名前で呼ばれたのも久しぶりだ。

いつもおまえとかこいつとかで。



それで、顔も近いし



「....んなの関係ないでしょ」



「....。」



無言が続いて



雷が告げる



「ま、まぁまぁ!


愛も、二宮も!そんなラブラブしてないでさ、そろそろ部活だよ?」




「....高橋」


低めの二宮の声


「なに?」



「今日終わって、明日から3日


部活マネージャーチェンジ頼む」



「え、それって....」




「高橋と橘をチェンジだ」



「は、はぁぁぁっ!?!?何言ってんの!?」


二宮のありえない意見にびっくりした


まだ1日目なのにも関わらずチェンジ?!



「ちょっと、二宮!なんで....っ」



「....空と接近しろ



そーしないとお前はこれから一生彼氏できねーぞ」


「なっ....」



「頼むから....っ」



彼の顔は真面目で本気で



「わ、かった」



つい、返事してしまったのだ



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