初恋の絵本










家に帰ったらなんか
もう疲れすぎてベッドにダイブしてから
動けなくいた。






晴太は今頃どうしてるかな?





–––––––––––––––––––––

to;晴太
from;心実

怪我、大丈夫?
心配です。

––––––––––––––––––––––





顔文字やデコレーションのない
私のメールは。

普通の女の子からすると
とても素っ気ないものになった。



送信ボタンをおして、
ベッドにまたうつ伏せる。





送信してから程なく、
私のiPhoneが光った。



暗闇の中で光る携帯を手に取る。



メールだ。


相手は晴太。





––––––––––––––––––––

to;心実
from;晴太

メールありがとう。
今日はごめんね。
それより、心実も怪我大丈夫?

––––––––––––––––––––



うん。大丈夫と返信して

私はそっと目を閉じた。









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