初恋の絵本


























































「すまん。遅れた」








低くて鼻にかかった声がする。












































「………心実?」


























久しぶりに見た彰吾は、
眼鏡をかけていて。


髪も伸びていて。


何だか、別人みたい。









そのまま見ていられなくて、
会釈したまま視線を逸らした。
























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