初恋の絵本
青春らいど











今日私は告白する。




彰吾が学校に来ているのも確認したし。


メイクだって念入りにした。






6時間目の授業をサボって
彰吾の靴箱に呼び出しの手紙を入れる。











『お話しがあるので
放課後、屋上に来てください』



















それから屋上に上がって
時が経つのを待つ。









「どうしよ。なんて言おう」






はっきり言って
何も決まってない。



それに、午後の陽だまりが気持ちよくて
不覚にも眠くなってくる。





ウトウトしてきた私は
そのまま瞼を閉じてしまった。







< 167 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop