初恋の絵本




それから数分後。


合鍵を持った彰吾が
私の家に来てくれた。



彰吾の姿を見たら安心したのか
涙が止まらず。

彰吾に抱きついてしまった。



「彰吾ーーっ」

「心実、どうした?何があったんだ」



私が抱きついたのに驚きつつも
優しく抱きしめ返してくれる
彰吾に安心する。



そして、泣きながらではあるが
母子手帳の今までの経緯を話した。





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