初恋の絵本











「手遅れかもって、覚悟してた」









「だから、もう決めた。言える」









立ち上がったハルは
今までのどこの場面より
カッコよかった。














「俺と付き合ってくれませんか?」

















反射的に頷いた。

それ以外の動作を、
私はできなかった。






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