黒少女
ロバートさんは頭を下げて言った
「それでは、頑張ってください」
そして、スタスタ歩いてどこかに行ってしまった
「頑張れって……え~」
(とりあえず部屋に入れってこだよね…たぶん)
私は戸惑いながらも立派な扉をノックした。
コンコン
「はい、ど~うぞ♡」
扉越しで声は小さいが確かにはっきりとした口調 で、返事がきた
(何故だろう、男の人にしては声のトーンが高いような?)
私は恐る恐る扉を開け「失礼します」と入っていった