黒少女





ガチャ



ゆっくり扉を開けて顔を出してみる






「ほらほら、そんなとこに立ってないで入って座ってちょうだい♡」








………………………………………え?















オカマ?????






確かに男の人にしてはトーンが高い、そして何より身振りが………




思考が停止してる私をよそにその男の人は話を進める






「ところでいきなりなんだけど、アーシアは元気にしてるのかしら?」





その言葉に、私は現実に引き戻された






「え???」



思わぬ言葉に私は首を傾げた。






それもその筈、



アーシア…その人は私の母の妹で、訳あって私はアーシアとアーシアの夫に引き取られていたのだ。




「叔母の事を知っているんですか?」





私の言葉を聞いて男の人は可笑しそうに笑った




「えぇ、とってもよく知ってるわよ
私と彼女達は古い友人なのよ」




男の人はそう言って微笑んだ





「最近は、忙しくて全然連絡が取れてなくて…」




どうして、叔母はオルヴェ学園に知り合いがいる事を言わなかったのだろうか





「そうだったんですか、叔母とても元気ですよ
いつもうるさいくらいに」




私がそう言うと男の人は




「あはははは!!!そう、うるさいくらい元気なら安心だわ」



そう言って優しく微笑んでる








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