ネエ、チョーダイ

「怖いんでしょ?」

ニヤニヤしながら唯は聞く。


「怖くないし、もう帰ろ?」

「えー、もうちょっと話そーよー。」


「唯が朝、“放課後話がある。”っていうから何事かと思ったらこんな話とはね。」

「だって、放課後のほうが雰囲気あるでしょ?」


ったく
いちいちめんどくさいとこあるんだよなぁ、唯は。


唯は、優しくて横ポニーが特徴的。
中学生から今の高校2年までずっと一緒で親友的存在。


だけど、ホラー好きってところがある意味欠点なのかも。



「確かにあるかもだけどー。それにしてもさ、携帯持ちじゃないとメールこなくて得だね。」

「んー、それがさ噂が沢山あって良くわかんないんだけど、家の電話からかけてきたり、直接言ってくるとか色々・・・。」

「じゃ、メールだけとは限らないんだね。」

「そうなのかも。」

「てか、なんで奪われるの?なんか恨みでもあるの?」

「んーもう!そんなにわからんないよ。ちょっと待って、調べてみる。」



調べる、ってどうやってするんだろ?
それに、どーやってそんなホラー情報知ってるんだろ。


って、地味に気になってるし。

いつかホラー好きになってしまいそぉぉおおお・・・(泣)
< 2 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop