意地悪くんと×××
「何もしねぇ。怖くねぇよ。」

そう言って頭を撫でてくれた。

あったかい優しい手で包んでくれた。

いつもみたいに意地悪じゃない、私が知らない藤道だった。

ほんとに藤道なの??

「あのさ、咲…俺腹減った。」

「なんか…作ろうか…?」

「うん。」

私はキッチンを借りて、パスタとコンソメスープを作った。
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