意地悪くんと×××
こんな調子で龍吾と付き合って2週間は過ぎた頃。

私と舞はお昼休みで体育館でお弁当を食べている。

「ねぇ、咲〜…祥太いないから今日つまんなーい」

「風邪ひいたんだっけ?」

「そうなんだよねー、バカは風邪ひかないのに!」

「バカじゃなかったんじゃない?w」

「それはない!w」

舞は朝からこんな感じでちょっとつまらなそう。

学校の人達も最近は龍吾と私が一緒にいてもあまり言わなくなったのかな…?
私が聞こえてないのかわからないけど目線だけはやっぱり痛い。

とても睨まれるしやっぱ、女子って怖いなーって思う。
舞は気にしたら負けだって言うから気にしないようにはしているつもり。

「…舞〜、私ってどんな子?」

「何!いきなりそんな質問!…でもね〜、咲はかわいくて天然で人のことすごく考えてくれる優しい子だと思うよ。」

なんか普段の舞じゃなかったけど、真剣に答えてくれた舞だった。
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