意地悪くんと×××
愛してる。
[咲 ver.]
詩音ちゃんのところに龍吾が行きたいってさっきから言ってるから私達は詩音ちゃんのところに向かっている。
「咲ってさ、バレーうまかったんだな」
「…なんで?」
「舞が言ってた、詩音ってやつのことも。」
「そっか…」
「咲?」
「ん?」
「好きだ…」
私達は路上でキスをしてしまった。
人はいなかったけどやっぱり恥ずかしいものだな〜…なんて。
学校に着くと部活に入っていない人は教室で遊んだり、帰ったり。
部活をしている人の声が響いていた。
「詩音ちゃんは…体育館だと思うよ」
バレー部のマネージャーだからきっといるんだろうな
エースだったもんね…簡単にやめられないと思う。
私もそうだったけど自分を殺した。
「すみません、浅倉さんっていますか?」
龍吾がバレー部の先輩に聞いた。
「咲?咲はここにちょっと隠れてて?」
私は壁の後ろに隠された。
なんでだろう…
「…藤道くん?私に何か用事なの?」
「浅倉ってさ…今回のこと何か知ってる?」
「今回のこと…?何の話かわからないけど、藤道くんに関わった覚えはないわ。」
「直接はな…はっきり言わせてもらうけど、咲のことなんだと思ってんの?お前のおもちゃか?人形か?」
「咲ちゃん…ねぇ…」
詩音ちゃんは私の名前を聞くと声色を変えた。
そんなに私のことが嫌いなんだ…
「…じゃあ私もはっきり言うわ…咲ちゃんが羨ましい。今でも…あの子は私よりも華奢で白いの…何も知らない純粋さが私を濁していった。
でもそれは咲ちゃんのせいじゃないの、私が勝手に敵意を向けていただけだった。」
「浅倉は…嫉妬してたってことか?」
「そう…咲ちゃんに嫉妬した…あの子は私に無いものを持ってた。
バレーでもそうだったの…コートの中で輝きながらボールを追う咲ちゃんが羨ましかった。
私はスパイカーになりたいわけじゃなかった…咲ちゃんみたいになりたかったのに…」
「だから、浅倉は咲を追い出したってことか」
「咲ちゃんがいなければこの汚い感情が出てくることがないでしょ?
だから…」
詩音ちゃん…
私は勘違いしてたのかもしれないね。
詩音ちゃんは私のことを憎んでいると思ってた。
違うんだね。
「…詩音ちゃん…私も詩音ちゃんが羨ましかったよ?かっこよくてキラキラしててみんなにすごいって言われて。
私が背が高かったらそうなってたなんて思わない。
詩音ちゃんだからみんなそう言ったんだと思うの…私…詩音ちゃんのこと嫌いじゃないよ?」
私は詩音ちゃんを見上げて言った
私だけが嫌な思いをしていたわけじゃなかったんだね
ありがとう、龍吾。
龍吾がいなかったら詩音ちゃんの思いもわからなかったよ?
龍吾はほんとに私の王子様なのかもしれないね…っ
詩音ちゃんのところに龍吾が行きたいってさっきから言ってるから私達は詩音ちゃんのところに向かっている。
「咲ってさ、バレーうまかったんだな」
「…なんで?」
「舞が言ってた、詩音ってやつのことも。」
「そっか…」
「咲?」
「ん?」
「好きだ…」
私達は路上でキスをしてしまった。
人はいなかったけどやっぱり恥ずかしいものだな〜…なんて。
学校に着くと部活に入っていない人は教室で遊んだり、帰ったり。
部活をしている人の声が響いていた。
「詩音ちゃんは…体育館だと思うよ」
バレー部のマネージャーだからきっといるんだろうな
エースだったもんね…簡単にやめられないと思う。
私もそうだったけど自分を殺した。
「すみません、浅倉さんっていますか?」
龍吾がバレー部の先輩に聞いた。
「咲?咲はここにちょっと隠れてて?」
私は壁の後ろに隠された。
なんでだろう…
「…藤道くん?私に何か用事なの?」
「浅倉ってさ…今回のこと何か知ってる?」
「今回のこと…?何の話かわからないけど、藤道くんに関わった覚えはないわ。」
「直接はな…はっきり言わせてもらうけど、咲のことなんだと思ってんの?お前のおもちゃか?人形か?」
「咲ちゃん…ねぇ…」
詩音ちゃんは私の名前を聞くと声色を変えた。
そんなに私のことが嫌いなんだ…
「…じゃあ私もはっきり言うわ…咲ちゃんが羨ましい。今でも…あの子は私よりも華奢で白いの…何も知らない純粋さが私を濁していった。
でもそれは咲ちゃんのせいじゃないの、私が勝手に敵意を向けていただけだった。」
「浅倉は…嫉妬してたってことか?」
「そう…咲ちゃんに嫉妬した…あの子は私に無いものを持ってた。
バレーでもそうだったの…コートの中で輝きながらボールを追う咲ちゃんが羨ましかった。
私はスパイカーになりたいわけじゃなかった…咲ちゃんみたいになりたかったのに…」
「だから、浅倉は咲を追い出したってことか」
「咲ちゃんがいなければこの汚い感情が出てくることがないでしょ?
だから…」
詩音ちゃん…
私は勘違いしてたのかもしれないね。
詩音ちゃんは私のことを憎んでいると思ってた。
違うんだね。
「…詩音ちゃん…私も詩音ちゃんが羨ましかったよ?かっこよくてキラキラしててみんなにすごいって言われて。
私が背が高かったらそうなってたなんて思わない。
詩音ちゃんだからみんなそう言ったんだと思うの…私…詩音ちゃんのこと嫌いじゃないよ?」
私は詩音ちゃんを見上げて言った
私だけが嫌な思いをしていたわけじゃなかったんだね
ありがとう、龍吾。
龍吾がいなかったら詩音ちゃんの思いもわからなかったよ?
龍吾はほんとに私の王子様なのかもしれないね…っ