私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
「だから、私この家が大好きなの。
さぁ、中に入りましょう」
そう言い誘う。
中に入ると先に連絡しておいたママが出迎えてくれた。
「ただいま~」
「お帰りなさい。
十一文寺君もいらっしゃい」
「お前の母親…若いな。母親には、見えない」
「…そう?」
まぁ、確かにママは、年より若く見られるけど
「さぁ、中に入って。すぐに夕食の準備するから」
張り切って言うママ。
リビングの方に行くと蘭が嫌な表情をしていた。
「瑠奈。何で…こいつを自宅に連れて来るんだ?」
「いいじゃない。
これも十一文寺君のためよ!」