私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「そうだよ~パパ酷いよ~」

「まぁ、分からない事も無いが…」
そう兄が呟くと

「あ、蘭まで!?
もう…あなた達ったら」
さらに膨れるママ。

「アハハッ…」
笑いながらチラッと十一文寺君を見ると驚いたように見ていた。

その後
夕食が食べ終わると十一文寺君は、帰る事に

「もっと居れば、いいのに…」

「そうもいくか。
それより…」
何か言いかけるが止める。

「…どうしたの?」

「お前の言いたい事が何となく分かった。確かに…これぐらいの広さが丁度いいのかもな」

それだけを言うと迎えようの車に乗り込み行ってしまった。

どうやら理解してくれたみたいだ。

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