私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
第2章。
「お前ら…面白がって」
さらに溜め息を吐く蘭。
その頃
瑠奈は、クラスで美希にその事を話す。
「えぇっ!?
十一文寺君を月(ルナ)に!!?」
「ちょっ…美希
まだ決まってないから声が大きい」
「だって、私達と同じになるじゃない!?嫌よ…私は」
怪訝そうな表情をする美希。
それを聞いていた十一文寺君がこちらに来る。
「おい、今の話本当か!?」
決まってから言うつもりだったんだけどな…
「本当よ!正式決定じゃないけど、私が推薦状を書いたから多分大丈夫だと思う」
「その月(ルナ)ってどんな役名なんだ?」
「それは…」
詳しく説明してあげる瑠奈。
「はぁっ!?
冗談じゃない…対等ならまだしも、何であいつの下で働かないとならん」