私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
「だって、一緒に仕事をしたりイベントに参加したらきっと距離が縮まり仲良くなれるじゃない」
「何で、俺があいつと仲良くしないとならんのだ!?
あいつは、ライバルだぞ」
そう言い返される。
「でも、一緒にやってみないと分からない部分だってあるじゃない。
それにきっと合うと思う…似てる所あるし」
「何処がだ!?」
「そう言う分からず屋な所よ!!」
もう息が切れるぐらい言い合いになった。
「瑠奈姫…もうそれぐらいにしたら…?」
美希に止められるが
「私は、十一文寺君と一緒に月(ルナ)やりたいもん!!」
そう言って泣きながら叫ぶ。
「なっ…!?」
耳まで真っ赤になる十一文寺君。
「あらあら…」
「一緒にやろうよ…月(ルナ)を…」