私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
後輩に要注意!?
その事は、後で兄や美希にも話した。
「年下の転校生だと…?」
「うん。
六崎景太君って言うんだけど小柄で人懐っこい子なの」
「しかも、私達に憧れて転入して来たらしくて…可愛い後輩が出来て嬉しいわ」
兄にそう伝えた。
「こんな時期に転校生で俺らの憧れだと…?」
何だか考え込んでいる。
「……?
どうしたの?」
「いや…ただ嫌な予感かも知れないが…」
ブツブツと呟く兄。
一体どうしたのかしら?
首を傾げる瑠奈。
その後も六崎君は、私の周りをちょこちょこ現れるようになった。
「こんにちは~高遠寺先輩」
「あ、六崎君。
あら?そのカメラは…?」