私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
「これですか?
実は、新聞部に入ったんです♪」
「まぁ、新聞部!?」
「はい。俺昔から写真とか撮るの好きだったんですよ!
だから、いい写真を撮ろうと思って」
(へぇ~六崎君ってそんな趣味あるんだ?)
「あ、せっかくだから1枚撮らして下さい。絶対可愛く撮るので」
そう言いながらカメラを構えてきた。
「えっ?
えっと…何だか照れるわね」
恥ずかしくなりながらもポーズを取る瑠奈。
カシャッ
「ありがとうございます。やった~憧れの先輩の写真が撮れて嬉しいです」
満面の笑顔を向けてきた。
「フフッ…どういたしまして」
私も何だか嬉しくなった。
六崎君は、色々と写真を撮って校内新聞にするんだと張り切っていた。
そんなある日。