私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
一体…誰がこんな酷い事をするのだろうか?
私に恨みでもあるの…?
「おい。大丈夫か?」
ポンと肩を叩いたのは、十一文寺君だった。
ハッ!!
「ごめんなさい…大丈夫よ!」
ニコッと微笑み返す。
「…何か心当たりは、ないか?最近変な奴につきまとわれてるとか?」
「つきまとわられてる…?」
別に不審者とか会った覚えはない。
「そう言えば…あの…六崎って奴は、どうなんだ?」
六崎君…?
「何で、六崎君が出てくるの?」
不思議に思いながら首を傾げる。
「怪しくないか…最近カメラを持って近寄って来たりさ」