私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「まさか!!
だって、とてもいい子じゃない」

いつも明るく人懐っこくて…私にも気さくに話しかけてくれて

「だから怪しいんだ。写真部に入部し…何だか裏がありそうで…」

「十一文寺君考え過ぎよ~」
笑って言う。

気のせいよ…そんな事をする子じゃないわ。
私は、彼を信じていた。

そんな事を気にする事もなく六崎君は、また私に話しかけてきた。

「瑠奈姫せんぱ~い」

最近では、高遠寺先輩から瑠奈姫先輩に呼び名が変わっていた。

「あら、六崎君」

「写真の事聞きました。大丈夫ですか?」

ギクッ!!
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