私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
「えぇ、大丈夫よ。
驚いたけど…」
そりゃあ、同じ学校なら知られるのも時間の問題よね。
「俺は、許せません。瑠奈姫先輩に盗撮する事もですが、好きな写真をこんな風に悪い事に使うだなんて…」
「俺が犯人を見つけて捕まえます!
瑠奈姫先輩…元気出して下さい」
「うん。ありがとう…」
真剣な表情をする六崎君を見てやっぱりこの子じゃないと思う。
そんなある日。
校舎の周りを美希と歩いているとカメラのシャッター音が聞こえてきた。
!!
「瑠奈姫…そこに居て!」
美希は、竹刀を構えるとその方向を走って行く。
「美希!?
気をつけて!!」
そのまま飛びかかった。