私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

そうしたら男は、
「実は…」

素直に自供し始める。

『えぇっ!?ストーカー?』

「いえ…ストーカーじゃ無くて陰ながら見ていただけで」

「それを世間では、ストーカーって言うのよ!!」
美希が厳しく忠告する。

「…はい。すみません」
素直に謝る犯人。

どうやら犯行の理由は…兄が怖くて私を陰ながら想い続けていた彼が

最近別の男性・十一文寺君や六崎君が親しくしているため嫉妬して犯行に及んだらしい。

何て人騒がせな人だろうか

「すみません、もうしませんから」
必死に頭を下げていた。

「しかしだな…やっていい事と悪い事があるぞ?
これぐらいで済んだからいいものの…」
まだ納得がいかない兄は、説教を続ける。

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