私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
そして、六崎君に自宅に来る日が来た。
「うわぁ~素敵な自宅ですね?お洒落だし」
「フフッありがとう」
そう言うと中に案内する。
ガチャッ
「ようこそ、いらっしゃい」
ママが出迎えてくれた。
「お邪魔します!」
笑顔で挨拶をする。
リビングの方に行くと兄が不満そうにソファーに座っていた。
「うわぁ~高遠寺先輩だ!!学園で居てもなかなか会えなくて憧れてました」
目をキラキラさせながら挨拶をしてくる。
「…おう…それは、サンキュー」
あまりにも無邪気に言うので兄が戸惑っていた。
ほら、やっぱり人懐っこくていい子じゃない。
「あれ?パパは?」