私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

最後は、笑顔で帰って行く六崎君。

一時期は、どうなるかと不安になったが、上手く行って良かった。

「しかし、お前も懲りないな…トラブルを巻き起こしやがって」
不満そうに言う兄。

ムッ

「トラブルを巻き起こすって失礼ねぇ~」

「事実だろ。
まったく、先が思いやられる…」
そう思いながら家に入って行く兄。

何よ~失礼ね!

「フフッ…蘭は、心配性ねぇ~」
クスクス笑うママ。

心配性って…何で兄に心配されないとならないの?
別に心配されるような事してないのに。

何だか納得がいかない瑠奈。

翌日。
「えっ?マジでそんな事があったのかよ!?」

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