私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

また言い合いが始まる2人。

「…アハハッ…」
もう笑うしか無かった。

これじゃあ、せっかくのデートが台無しだよ…

しゅんと落ち込んでしまう瑠奈。

そうしたら兄が
「こいつとは、話しにならん。
瑠奈、帰るぞ!?」

そう言い私の腕を強引に引っ張った。

「えぇっ!?お兄ちゃん…ちょっと待って」

せっかくの水族館なのに…

「おい、貴様。
何勝手に、こいつを連れ出そうとしてんだ!?」
負けじと十一文寺君も私の腕を引っ張っり連れ戻そうとする。

「……っ!!」

「連れ出す…?
瑠奈は、俺の妹なんだから当然だろーが!?」

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