私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
さすが爽やかイケメンとあって女子生徒達が八乙女先生に集まっていた。
「いいなぁ~私もあの中に混ざりたい」
「瑠奈姫…あんた恋愛上手く行ってるんじゃ無かったの?」
呆れながら言う美希。
「え~だって気になるんだもん」
爽やかイケメンなんて…ちょっと兄と十一文寺君とは、違うタイプかも知れない。
あ、皐月さんに似てるかも…
「気に入らんな!」
そう言いながら言って来たのは、十一文寺君だった。
「十一文寺君!!」
思わず焦る。
だって、だって
昨日のkissの事もあるし、他の人にときめいちゃったから
「高遠寺だけでも厄介なのに…これ以上厄介な奴を増やしたくない。
モテモテなんて1人居れば、十分だ!」