私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「う、うん」
強引に連れて行かれる。

クラスから出ると兄は、溜め息を吐く。
「まったく…変な奴が来やがった」

「でも、凄く美人だったわね。色っぽいし」
さすがに驚いたけど…

「色っぽかったらいいて言う問題じゃない。ったく、それよりお前の所は、どうだ?」

えっと…

「八乙女先生と言う男の先生よ!
優しそうだから心配いらないわ」
思わずときめたなんて言えないけど…

「ふ~ん。それならいいが…」
何か言いたげな兄。

「とにかく大丈夫だから気にしないで
じゃあ次の授業があるから美希行くわよ!」
そう言うと誤魔化すように慌てて行く。

「えっ?待ってよ~瑠奈姫」

だが市原先生の兄に対する誘惑は、エスカレートして行く。

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