私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「本当に…ごめん。
俺がぼんやりしてたから」

「いえ、こちらこそ。すみません」

「同じクラスなら丁度いいですね。一緒に行きましょう」

「は、はい」
やった~一緒に行ける。

私は、八乙女先生と一緒にクラスに向かう事にした。

「高遠寺さんと言えば、隣りのクラスにもいらっしゃいますよね?クラスの女の子達が騒いでました」

「兄です。私達双子なんです」

「へぇ~男女の双子か。やっぱり双子って同じ考えだったりするものですか?」

「う~ん。それは、ありませんね。私達二卵生なので」

そんな話しをしながらクラスの中に入って行く。

八乙女先生は、話しやすい人だ。
それからも話す機会が出来るようになる。

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