私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
私が図書室に居ると
「あ、八乙女先生」
「おや?高遠寺さん。奇遇ですね」
「はい。探し物の本を探しに来てたんですが…」
「俺もなんです。
ココの図書室は、広いですねぇ~探すのが大変そうだ」
「アハハッ…確かにそうですね」
一緒に本を探す事にする。
あちらこちらを見てると八乙女先生が
「そう言えば、高遠寺さんって彼氏とか居るんですか?」と訊ねてきた。
「えっ?」
ドキッ
「あ、いや。
失礼だったらすみません。居そうな気がしたので…」
あぁ、ただの興味本位か…
「いえ、残念ながら居ません」
十一文寺君とは、そう言う関係じゃないし…