私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
策略の罠!?
「もしもし…」
「あの…さっきは、ありがとうございます」
電話をした相手は、八乙女先生だ。
「あ、はい。
こちらこそ…あの…どうかなさったんですか?」
言わなくちゃあ…ちゃんと自分の気持ちを
「さっきの返事なんですが、ごめんなさい。
やっぱり付き合えません!!」
八乙女先生の告白を断った。
「どうしてですか…?俺じゃあなたの彼氏に向かないですか?」
「いえ、とんでもないです。凄く嬉しかったですし、勿体ない話です。
ですが…」
「私は、他に好きな人が居るんです!」
私は、やっぱり十一文寺君が好き。
だから、八乙女先生とは…付き合えない。
「……。」
「だから、すみません」
申し訳なく思う。