私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「もちろん。
それでね…楽しみでネットでねぇ~」
十一文寺君と仲良く話していると

それを見ていた美希が
「あんた達も負けないぐらいラブラブよねぇ~」と呟いてきた。

えっ!?

「そ、そんな事ないわよ!?パパとママには、負けるもん」

「そうだぞ。
まだ付き合いだしたばかりだし」
慌てて否定をする。

「いや、十分リヤ充してるわよ?
あんた達の場合…」
呆れつつも笑う美希。

『……。』
そう言われると何だか照れてしまう。

私もいつかパパやママみたいに素敵な夫婦になりたいな。

その時の相手は…十一文寺君だったらいいのに。
そう心の中で想う。

学校が終わると急いで自宅に帰る。
ママのお手伝いをしながらサポートをした。

そして、数ヶ月後。

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