私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
涙目になりながら妹を見るとスヤスヤと気持ち良さそうに眠っていた。
「はじめまして。
私がお姉ちゃんだよ!」
産まれて来てくれてありがとう。
そう笑顔で言うと両親も兄も微笑んだ。
何だか凄く幸せな気持ちになった。
今日から家族が増えたのだ。
妹の名は、兄とだいぶ揉める。
「私は、絶対美麗がいい。可愛いじゃん」
「なら、花蓮もいいんじゃないのか?可愛いし」
「確かに可愛いけど…やっぱり美麗!!」
なかなか決まらず決定するのに時間がかかってしまう。
結局。
私が何とか勝ち取り 妹の名は、
『美麗』になった。