私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
妹にメロメロになり過ぎてうっかり忘れる所だった。
今日は、十一文寺君…じゃ無かった。
翔太とデートする約束してたのに。
「大変遅刻しちゃう!?」
慌てて行こうとすると美麗が泣き出してしまう。
(うっ…)
離れたくない。
こんな可愛い妹と遊びたくなってしまう自分が居る。
「ど、どうしょう…デート今度にしょうかな…?」
そんな事を呟いていると後ろから
「そうしろ。
そして、喧嘩してそのままフられて来い!」
なっ!?
酷いと思いながら振り向くとやっぱり兄だった。
「ちょっとお兄ちゃん!?縁起でもない事言わないでよ!」
「縁起じゃなく事実を言ったまでだ。
俺は、まだ交際を認めた訳じゃないぞ!?」
まだ、そんな事を言ってるし!?