私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

だから、言ってやった。

「悔しかったら俺以上の男になってみるんだな?
まぁ、なれたらの話だが」

カチンと来たのか

「絶対に親父より上に立ってみせる!!」と言ってきやがった。

親父と言う名には、少々ムカついたが面白い。
どうやら顔だけじゃなく…性格まで俺に似てるらしい。

(将来が楽しみだ!)
まぁ、なれたらの話だけどな。

その後。

「母さん。
俺習い事がしたい!」

「えっ!?
急にどうしたの?」

こうしてパーフェクト王子として父親に挑む蘭だった。


終わり。

< 242 / 243 >

この作品をシェア

pagetop