私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「だったらサッサと座れ。同じサイズでも合うのと合わないのがあるから」

そう言うといくつかの靴を私に履かせてくれる。

「どうだ?」

「う~ん。
ちょっとキツいかしら?それよりあっちの靴が履きたい」

「これか…?
仕方がねぇーな」
そう言いながらも取ってくれた。

あれ?
何か…兄と一緒にショッピングしてた方が楽しいかも

佐藤君と買い物や食事をしててもドキドキするけど…何かが足りないのよね?

何でかしら…?

首を傾げるとまたもや女性客の話し声が聞こえてくる。

「ねぇ、あそこのカップル…イケメン彼氏に靴履かせて貰ってるわよ?」

「いいなぁ~まるで執事みたいじゃない?あんな事されてみたい…」

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