私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

何とかその視線をやり過ごすが気まずい雰囲気のままだった。

その後
美希とお手洗いに行くと美希は、笑っていた。

「アハハッ…瑠奈姫と蘭様仲良過ぎるから周り引いてたわよ?」

「えっ…そんなに?
別に仲良くしてた訳じゃ無いんだけどな。お兄ちゃん意地悪するし」

「いやいや。あれは、仲のいい証拠だから…ある意味いい光景だったわ」
まだ笑っている美希。

自分では、いつものように兄妹喧嘩してるつもりだったから不思議に思った。

「そうかなぁ…?」そう言ってたら

バイトの子の2人がお手洗いに入ってくる。だが、

「ちょっと高遠寺さん。せっかくお兄さんと話しをしてたのに空気ぐらい読んでよ!」
そう言ってきた。

「えっ…でも、あれは…お兄ちゃんが」向こうが勝手に言ってきた事だし

「そこを交わすぐらいして欲しかったのに」

「本当…兄妹でイチャつくとかキモいし…」

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