私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
えっ…?
「ちょっとあんた達。瑠奈姫に失礼じゃないの!?」
美希が怒って言い返してくれた。
「何が…?
本当の事を言っただけだけど」
「本当でも言っていい事と悪い事があるでしょーが!?」
「何…あんた
さっきから瑠奈姫、瑠奈姫って…頭おかしいんじゃないの?」
「キモい…自分がお姫様のつもりとか?自意識過剰じゃん」
そう言いながらクスクス笑う女の子達。
「……!?」
酷い…。
そうしたら
「いい加減にしなさいよ!?あんた達…」
怒りを露わにする美希。
「…怒るとか意味不明。もう行こう」
女の子達は、サッサと出て行ってしまう。
「……。」
涙が溢れてくる。