私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
「…こうなるだろうと思って女子トイレの前で待ってたんだ。ほら、帰るぞ!
瑠奈、美希」
「えっ?でも、合コンは…?」
まだ途中なのに…
「そんなの知るか。
大体瑠奈を泣かす奴らと話す事なんてあるか!?」
そう言い放つと私の腕を掴み
強引に外に連れ去られてしまう。
「お兄ちゃん!?」
「安心しろ。あいつらは、後でどうにかしてやる」
そう言いニヤリと笑う兄。
「……。」
何だかゾクッと寒気がする。
結局合コンは、取り止めになってしまう、
いいのだろうか…?
「お兄ちゃん…いいの?」
「何が?」