私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
「それは、凄いですねぇ~」
大好きなデザートを作れるのも凄いのに賞とか取るなんて…どんな人だろうか?
興味津々になる瑠奈。
会ってみたいと思った。
そして、次の日
いよいよ…彼に会うことに。
確かにイケメンパティシエと言われるだけあってカッコイイ。
噂を聞きつけた女性客もたくさん訪れ大賑わいだ。
(凄い…)
もちろん腕も手際よく美味しそうなケーキをいくつも作って行く。
「うわぁ~美味しそう。このケーキ食べてみたい…あ、こっちも」
自分好みのケーキもいくつかあって夢中になってしまう。
「フフッ…ありがとう。」
ニコッと微笑む皐月さん。
なんて素敵な人なんだろう。
うっとりと見惚れてしまった。
夜は、ママにその事を話す瑠奈。