私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

私も分からずに首を傾げる。

そうしたら
「本当ですか!?俺…ずっと高遠寺社長に憧れてたんです」

『えっ?』
きょとんとする私と兄。

「あの素晴らしい発想と行動力。
そして、ワルイド感と優しさを持ち合わせた上にあの美しい容姿…もう完璧です」

「それを受け継いでるなんて…感動です!!ぜひ俺と付き合って下さい」

目をキラキラさせながら兄に告白してきた。

そう…兄に…。

(嘘でしょ~う!!?)

そう皐月さんは、ゲイだったのだ。

ガーン!!

ショックだったのは、無理もない。
まさか…ゲイだったなんて

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