私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
「まぁ、双子のお兄さんがいらっしゃるんですか?」
「はい。性格は…少々難ありですが、頭脳、スポーツ何でもこなすんですよ!」
「まぁ、素敵ですね」
話すと意外と物分かりが良く盛り上がった。
私も行くからと説得して会うだけでもと承諾を貰う。
よしよし。
後は、兄に引き合わせるだけ
「はぁっ?
女の子とお見合いだと?」
自宅で、その事を伝えてみた。
「うん。四十院沙羅ちゃんって言って凄い美少女なの。
絶対にお兄さんも気に入るはずだから」
「だからって…何で俺が?俺は、嫌だからな」
不服そうな表情をする兄。
「どうしてよ?
凄い美少女なのに…お兄ちゃんだって付き合うなら美人がいいんでしょ?」
「そりゃあ、そうだが…だからと言ってなんでお前は、俺にお見合いさせたいんだ?」
「それは…」
ちょっと言いにくい。