私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「別に…あんまり素敵な子だったからお兄ちゃんにどうかなぁ~と思って」

「目が泳いでるぞ?」

ギクッ!!

そうしたら兄は、溜め息を吐きながら
「まぁ…いい。
分かった」

「本当!?じゃあ、お見合いしてくれる?」

「仕方がねぇ~な」と承諾してくれた。

やった~これで、会わせる事が出来る。
感じのいい子だったからきっと上手く行くに違いないわ。

そして、お見合い当日。

沙羅ちゃんには、私も一緒と言ったが私は、参加せずにこっそり覗くつもりだ。
隙間から覗いていると沙羅ちゃんは、先に座っていた。
(やっぱり遠くから見ても美少女だわ)

あとは…
兄が彼女の前に現れる。もっと近くで見ていると

「悪い…待たせたな」

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