私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~
「…蘭さん!?」
「お前が居たのには、驚いたけど…悪かったな」
そう言うとそのまま瑠奈を抱き上げ帰ろうとする。
「蘭さん。
いいんですか?お見合いの最中でしょ?」
皐月がそう言うと
クスッ
「妹が一大事の時にお見合いどころじゃないだろ?」
「……。」
私が気づいた時は、自分の部屋のベッドだった。
「…あれ?
ココは…私の部屋?」
ガチャッ
「あ、目が覚めた?瑠奈」
「…ママ…」