私の兄は、パーフェクト王子!?~妹の苦悩~

「悪かったわね…こんな妹で」
ムスッとしながら答えると

クスッ笑いながら
「いや…妹まで完璧だと嫌味しかならないからな。丁度いい」
そう言うと行ってしまった。

「……。」
何だか言われ損な気分だ。

彼…十一文寺君は、兄に挑戦を挑んで行く。

テストでは、
兄・学年1位。
十一文寺君・2位。

スポーツも惨敗していた。

兄も凄いが、十一文寺君もかなり優秀な方だと思う。

(凄いな…2人共)
私なんて普通に頑張っても人並みなのに。

「くそ…またしても負けた。何故だ!?
俺だって頭脳、スポーツ、家柄だっていいのに…」

彼は、十一文寺グループの御曹司らしい。

「俺の方が上なのに…おい。
あいつに弱点とか無いのか!?」と私にふってきた。

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