~これが私の生きる意味~
「約束しろ」
『……。』
「約束するまで、ずっとこのままだぞ」
『……え?』
マジですか?
無視を決め込もうとしたのだが、思わず声がでてしまった。
「約束しろ」
「分かったか?」
「約束だ」
とりあえず約束しておけば自由になれると思ったので、『分かった。約束する』と答えた
「よし」と言った彼は、やっと抱きしめるのをやめ、そっと体を離してくれた。
『いい子だ』
微笑んだ彼は、私の頭をクシャリと撫でた。