赤い流れ星3
「美幸さん、面白そうだしちょっとのぞきに行ってみませんか!?」
「えーー…でも、ホストなんて…私、なんか怖いよ。
それにお酒もあんまり飲めないし…」
「何も無理して飲むことはないぞ。
すぐに帰るんじゃからな。
……もちろん、お礼はする。
美幸、なにかほしいものはないか?
なんならバイトとしてお金を払っても良いが…」
「えっ!ほ、本当に……!?」
美幸さんの表情が変わった。
少し迷いはあるみたいだったけど、程なくして美幸さんはゆっくりと頷かれた。
「あ、あの…実はほしいアニメのDVDが出たばっかりなんだけど…」
美幸さんは照れ臭そうにもじもじしながら、KEN-Gさんにそう言われた。
「あぁ、わかった、わかった。
じゃ、それをプレゼントしよう。」
「ほ、本当に!?」
「もちろんじゃ。
無理について来てもらうんじゃからな。」
美幸さんはすっかりご機嫌になられた様子でにこにこと微笑まれて…
「お店はどこなの?」
「ここからすぐじゃ…ほれ、あそこの角を曲がった所じゃよ。
よし!それじゃあ、さっさと済ませて、早くカラオケに行こう!」
私達はKEN-Gさんの案内で、その場所を目指して歩き出した。
「ねぇねぇ、野々村さん…
本当にこんな服で良いのかな?」
「大丈夫ですよ。
私、ずっと昔に一度だけ行ったことがあるんですが、ごく普通の格好をした方もけっこういらっしゃいましたよ。
それに、私達はKEN-Gさんのおまけみたいなもんですし、そんなに長くいることもないでしょうから、気にすることないですよ。」
「でも…やっぱり、私、怖いなぁ…」
美幸さんのおっしゃる事もわかる。
私も初めてお店に行く時は、酷く緊張したものだもの。
「大丈夫ですって!
DVD買ってもらえるんでしょう?
そのアニメのことでも考えてたら、時間なんてすぐに過ぎますよ。」
「そ…そうだね。
あ……でも、私…おじいさんになんだかがめつい奴だって思われてないかな?
物で釣られるみたいな……」
「全然大丈夫ですって!
KEN-Gさんもお一人で行かれるのがいやだったみたいですから、感謝されてますよ、きっと。」
KEN-Gさんの少し後ろを歩きながら、私達はそんな話をささやきあっていた。
(お話上手なホストさんがいて、今夜だけでも明るい気持ちになれたら良いな…)
「えーー…でも、ホストなんて…私、なんか怖いよ。
それにお酒もあんまり飲めないし…」
「何も無理して飲むことはないぞ。
すぐに帰るんじゃからな。
……もちろん、お礼はする。
美幸、なにかほしいものはないか?
なんならバイトとしてお金を払っても良いが…」
「えっ!ほ、本当に……!?」
美幸さんの表情が変わった。
少し迷いはあるみたいだったけど、程なくして美幸さんはゆっくりと頷かれた。
「あ、あの…実はほしいアニメのDVDが出たばっかりなんだけど…」
美幸さんは照れ臭そうにもじもじしながら、KEN-Gさんにそう言われた。
「あぁ、わかった、わかった。
じゃ、それをプレゼントしよう。」
「ほ、本当に!?」
「もちろんじゃ。
無理について来てもらうんじゃからな。」
美幸さんはすっかりご機嫌になられた様子でにこにこと微笑まれて…
「お店はどこなの?」
「ここからすぐじゃ…ほれ、あそこの角を曲がった所じゃよ。
よし!それじゃあ、さっさと済ませて、早くカラオケに行こう!」
私達はKEN-Gさんの案内で、その場所を目指して歩き出した。
「ねぇねぇ、野々村さん…
本当にこんな服で良いのかな?」
「大丈夫ですよ。
私、ずっと昔に一度だけ行ったことがあるんですが、ごく普通の格好をした方もけっこういらっしゃいましたよ。
それに、私達はKEN-Gさんのおまけみたいなもんですし、そんなに長くいることもないでしょうから、気にすることないですよ。」
「でも…やっぱり、私、怖いなぁ…」
美幸さんのおっしゃる事もわかる。
私も初めてお店に行く時は、酷く緊張したものだもの。
「大丈夫ですって!
DVD買ってもらえるんでしょう?
そのアニメのことでも考えてたら、時間なんてすぐに過ぎますよ。」
「そ…そうだね。
あ……でも、私…おじいさんになんだかがめつい奴だって思われてないかな?
物で釣られるみたいな……」
「全然大丈夫ですって!
KEN-Gさんもお一人で行かれるのがいやだったみたいですから、感謝されてますよ、きっと。」
KEN-Gさんの少し後ろを歩きながら、私達はそんな話をささやきあっていた。
(お話上手なホストさんがいて、今夜だけでも明るい気持ちになれたら良いな…)