赤い流れ星3
side 美幸
「えーーーーっっ!!
シュ、シュウさんからプライベートの名刺を……!
す、すごいじゃないですか、美幸さん!」
野々村さん…驚き過ぎだってば…!
「ねぇ……なんでだと思う?
シュウさん、なんで私なんかにプライベートな名刺をくれたんだと思う……?」
「そんなの決まってるじゃないですか!
美幸さんはシュウさんに気に入られてるんですよ!」
「ま、待ってよ、野々村さん……
そんなこと、あるわけないじゃない。
あのシュウさんが私のことなんて……」
「だって、現にシュウさんはプライベートの名刺を下さったんですよ!
その前に、お宅までわざわざ送って下さること自体、そうそうあることじゃないんじゃないかしら?
それで、シュウさんには何か連絡はされたんですか?」
「ま、まさか……」
「送ってもらったお礼もですか?」
(あ……)
そんなこと、考えもしなかった。
でも、言われてみればそのくらいしといても…いや、しとくべきことだ。
「美幸さん……もっとご自分に自信を持って下さい。
美幸さんは絶対にシュウさんに気に入られてるんですよ!
間違いありません!」
「そんなことないよ!」
自分でも驚く程、大きな声を出してしまった。
言われてることは嬉しいっていうか、光栄なことだけど、でも、まともに考えてそんなことがあるわけない。
だって、シュウさんはあんなに格好良くて、それに引き換え私は……
それに親しく話したことだってないし、シュウさんが私を気に入る要素なんて一つもない。
それなのに、なんで野々村さんはそんなことを言うの?
まさか、私を馬鹿にしてる?
……ううん、野々村さんはそんなことするような人じゃない。
じゃあ、野々村さん…本気でそんなこと思ってるの?
「美幸さん……私……」
「ご、ごめん。私こそ大きな声を出しちゃって……
シュウさんがどうしてそんなことするのかわからなくて、それで、私……」
「ええ、わかります。
……でも、こんなことはご本人には聞きにくいですし……
しばらく様子をみられてはいかがでしょう?」
「……うん、そうだね……そうするよ。
野々村さん、いつもどうもありがとう。」
その通りだ。
こんなこと本人に聞けるはずもないんだし、気を揉んでも仕方ない。
絶対にそんなことはないと思うけど……万一、シュウさんが本当に私のことを気に入ってるんだとしたら、そしたらきっとなにか動きがあるはずだもんね。
シュ、シュウさんからプライベートの名刺を……!
す、すごいじゃないですか、美幸さん!」
野々村さん…驚き過ぎだってば…!
「ねぇ……なんでだと思う?
シュウさん、なんで私なんかにプライベートな名刺をくれたんだと思う……?」
「そんなの決まってるじゃないですか!
美幸さんはシュウさんに気に入られてるんですよ!」
「ま、待ってよ、野々村さん……
そんなこと、あるわけないじゃない。
あのシュウさんが私のことなんて……」
「だって、現にシュウさんはプライベートの名刺を下さったんですよ!
その前に、お宅までわざわざ送って下さること自体、そうそうあることじゃないんじゃないかしら?
それで、シュウさんには何か連絡はされたんですか?」
「ま、まさか……」
「送ってもらったお礼もですか?」
(あ……)
そんなこと、考えもしなかった。
でも、言われてみればそのくらいしといても…いや、しとくべきことだ。
「美幸さん……もっとご自分に自信を持って下さい。
美幸さんは絶対にシュウさんに気に入られてるんですよ!
間違いありません!」
「そんなことないよ!」
自分でも驚く程、大きな声を出してしまった。
言われてることは嬉しいっていうか、光栄なことだけど、でも、まともに考えてそんなことがあるわけない。
だって、シュウさんはあんなに格好良くて、それに引き換え私は……
それに親しく話したことだってないし、シュウさんが私を気に入る要素なんて一つもない。
それなのに、なんで野々村さんはそんなことを言うの?
まさか、私を馬鹿にしてる?
……ううん、野々村さんはそんなことするような人じゃない。
じゃあ、野々村さん…本気でそんなこと思ってるの?
「美幸さん……私……」
「ご、ごめん。私こそ大きな声を出しちゃって……
シュウさんがどうしてそんなことするのかわからなくて、それで、私……」
「ええ、わかります。
……でも、こんなことはご本人には聞きにくいですし……
しばらく様子をみられてはいかがでしょう?」
「……うん、そうだね……そうするよ。
野々村さん、いつもどうもありがとう。」
その通りだ。
こんなこと本人に聞けるはずもないんだし、気を揉んでも仕方ない。
絶対にそんなことはないと思うけど……万一、シュウさんが本当に私のことを気に入ってるんだとしたら、そしたらきっとなにか動きがあるはずだもんね。