赤い流れ星3
「あ、ひかりちゃん!?」
「う…うん…」
「ありがとう!メール、すっごく嬉しかったよ!」
「え……」
純平君の声は明るく弾んでて……
私はその声に嬉しさと同時に罪悪感を感じた。
「純平君……ほ、本当にごめんなさいっっ!」
「え…?どうしてひかりちゃんが謝るの?」
「だ、だって…私……勝手に勘違いして……」
「そんなこともう気にしないで。
わかってくれただけで、僕、嬉しいもん。
あ…お店にも絶対に来てよ!
僕、待ってるからね。
それと……」
純平君が何かを言いかけた時、電話の向こうから純平君を呼ぶ声が聞こえた。
「はい!すぐ行きます!
……ひかりちゃん、ごめん。
お呼びがかかっちゃった。
また電話するね!」
「う、うん。
純平君、ありがとう!」
慌しく切れた電話……
スマホを握り締めながら、私はちょっと浮かれた気分を感じてた。
悪いのは私なのに……メールをしただけで、あんなに嬉しそうな声を出してくれた。
なんだか胸が熱くなる。
(もしかしたら……私、純平君のこと、好きになってるかも……)
だって、あんなに良い人なんだもん。
好きになるのも当然よね……
たとえ、それが営業のためだとしても、きっと誰だって好きになるよ。
……それっていけないことなのかな?
騙されてるかもしれない相手を好きになるのは、やっぱり愚かなことなのかな?
でも……本当に嬉しかった。
考えてみれば、私は今まで男の人と親しくしたことなんてなくて……
優しくされたことも一度もなかった。
だから、あんなこと言われたら嬉しいのは当たり前。
もし、騙すとしたら、私みたいなのがきっと一番容易いターゲットなんだろうな。
(だけど……)
それも良いかもしれないね。
たとえ、それが偽りの恋だとしても……
素敵な夢を見せてもらえるなら…こんなに幸せな気持ちにさせてもらえるのなら……
それは悪いことだとは思わない…!
だいたい、騙すっていっても何もお金を髪上げられたりするわけじゃないんだもん。
何か実害があるわけじゃないんだもん。
だったら、好きになったって良いよね?
純平君のことを想ったって良いよね?
うん……きっと良いはず。
私の胸の奥に、強い決意のようなものが芽生えたのを感じた。
「う…うん…」
「ありがとう!メール、すっごく嬉しかったよ!」
「え……」
純平君の声は明るく弾んでて……
私はその声に嬉しさと同時に罪悪感を感じた。
「純平君……ほ、本当にごめんなさいっっ!」
「え…?どうしてひかりちゃんが謝るの?」
「だ、だって…私……勝手に勘違いして……」
「そんなこともう気にしないで。
わかってくれただけで、僕、嬉しいもん。
あ…お店にも絶対に来てよ!
僕、待ってるからね。
それと……」
純平君が何かを言いかけた時、電話の向こうから純平君を呼ぶ声が聞こえた。
「はい!すぐ行きます!
……ひかりちゃん、ごめん。
お呼びがかかっちゃった。
また電話するね!」
「う、うん。
純平君、ありがとう!」
慌しく切れた電話……
スマホを握り締めながら、私はちょっと浮かれた気分を感じてた。
悪いのは私なのに……メールをしただけで、あんなに嬉しそうな声を出してくれた。
なんだか胸が熱くなる。
(もしかしたら……私、純平君のこと、好きになってるかも……)
だって、あんなに良い人なんだもん。
好きになるのも当然よね……
たとえ、それが営業のためだとしても、きっと誰だって好きになるよ。
……それっていけないことなのかな?
騙されてるかもしれない相手を好きになるのは、やっぱり愚かなことなのかな?
でも……本当に嬉しかった。
考えてみれば、私は今まで男の人と親しくしたことなんてなくて……
優しくされたことも一度もなかった。
だから、あんなこと言われたら嬉しいのは当たり前。
もし、騙すとしたら、私みたいなのがきっと一番容易いターゲットなんだろうな。
(だけど……)
それも良いかもしれないね。
たとえ、それが偽りの恋だとしても……
素敵な夢を見せてもらえるなら…こんなに幸せな気持ちにさせてもらえるのなら……
それは悪いことだとは思わない…!
だいたい、騙すっていっても何もお金を髪上げられたりするわけじゃないんだもん。
何か実害があるわけじゃないんだもん。
だったら、好きになったって良いよね?
純平君のことを想ったって良いよね?
うん……きっと良いはず。
私の胸の奥に、強い決意のようなものが芽生えたのを感じた。